旅館のインバウンド向けの体験、何を用意すればいいか
宿の中で、人を増やさずに、その宿にしかないものを。
海外のお客様が旅館に求めるのは、料理と温泉に加えて、日本の文化に触れる時間です。ただ、体験のために人を増やしたり、外へ連れ出したりする形は、長く続きません。宿の中の一室で、お客様が自分で選び、知り、味わえる形にすると、宿の負担を増やさずに続けられます。
外へ連れ出す体験と、宿の中の体験。
着付けや茶道の教室など、外の体験を案内する宿は多くあります。ただ、予約の手配や送り迎え、天候による中止など、宿の方の手間は見えないところで増えます。お客様にとっても、移動の時間は宿で過ごす時間を削ります。宿の中で完結する体験なら、チェックインのあと、夕食の前の時間に、お客様のほうから足を運んでいただけます。
「その宿でしかできない」が、口コミになる。
同じ体験がどこの宿でもできるなら、それは宿を選ぶ理由になりません。一点ずつ違う作家の器は、手に取った方にとって「あの宿で、あの茶盌で」という記憶になります。写真に残り、帰ってから誰かに話される体験は、その宿の名前と一緒に伝わっていきます。
説明は、映像に任せる。
言葉の壁は、インバウンドの体験でいちばん大きな手間です。器の背景や点て方を、お客様の言語の短い映像で伝えれば、宿の方は説明をしなくて済みます。宿の方がするのは、時間を決めて部屋を開け、湯を用意することだけです。
体験を選ぶときの、三つの見方。
人手:説明する人がいなくても成り立つか。お客様の言語で背景を伝える仕組みがあれば、宿の方は部屋を開けるだけで済みます。
場所:宿の中で完結するか。茶室や特別室、ラウンジの一角など、すでにある一室を使えれば、移動も天候も気にしなくて済みます。
その宿らしさ:ほかの宿でも同じ体験ができるなら、選ばれる理由にはなりません。作家の器のように一点ずつ違うものは、お客様の記憶に残ります。
よくある質問
英語や中国語で説明できるスタッフがいません。
器の背景と点て方は、短い映像が日本語・英語・中国語でお伝えします。客層に合わせて1言語追加できます(追加)。宿の方には、3分の動画をお渡しします。
体験の料金は、どう決めればいいですか。
一服つきの宿泊プランとして組み込む形が始めやすいです。料金は御宿が決めます。何名様で元が取れるかは、御宿ごとの資料でお出しします。
茶道の作法を知らないお客様でも楽しめますか。
はい。点て方は映像でご覧いただけます。作法よりも、器を手に取り、一服を味わうことを大切にしています。
予約サイトに載せる文や写真がありません。
一服つきの宿泊プランの文と写真は、私どもがご用意します。

